DIYを始めよう


このサイトは木工DIYを通して「わくわくすること」そして「誰かに喜んでもらうこと」という2つのテーマを追いかけています。

木工DIYで自分がわくわくできるような作品作りをこつこつと18年続けてきました。
私にとって「もの作り」は、わくわくできるライフワークです。

そして木工DIYのもう一つのすばらしい点は、作ったもので誰かに喜んでもらえること。

誰かに喜んでもらうというのは「相手が必要とするもの」を作らないといけないため、難易度は上がります。
しかし自分へのもの作りでは得られない、感謝という大きな報酬をもらえることがあるのです。

小さなわくわくかもしれないし、小さな感謝かもしれないけど、ここに訪れた人にも共有してもらえれば嬉しいです。


緑の家具工房では以下のようなコンセプトで木工DIY情報を発信しています。

  • 初心者でも木工作品が作れるようになる
  • 家具だけではなく、趣味やプレゼントにもなる木工DIYの提案
  • 道具や作り方は出来るだけシンプルに、安全に行える方法
  • 野暮ったくない、長く使い続けられるデザインで作る

知りたいところから調べたい場合は、以下のカテゴリーから確認してください

大切なことはシンプルに始める事


誰かに喜んでもらう為のDIY、始めよう
覚えてほしい基本のテクニック

木工DIYを始めるには何が必要?

木工DIYを始めようと思ったら、いったい何から始めればいいのか悩むこともあるかと思います。

これは簡単に言ってしまえば「作業場所」と「道具」を選ぶという事です。
そして作りたいものによって、それは変わってきます。

簡単な小物なら、深夜にでもカッターナイフを使って勉強机の上で作れます。
大きな机やベンチなら、広い作業台で道具もある程度使ってダイナミックに作る事になる。

作りたい作品によって自分のスタイルが決まってきます。
まずは自分の作りたいものは何かを考えて、それを作るための場所と道具を考えます。

作りたい物が分からないという場合、初めはなるべく小さなものから初めるのがおすすめです。

図面ありの初心者にも作りやすいスツールの記事はこちら
↓↓↓
木工DIYの基本が詰まったスツール 実用性も高く初めてのDIYにおすすめ 前編

木工DIYの基本が詰まったスツール 実用性も高く初めてのDIYにおすすめ 後編

木工DIYを始めるための手順

作りたいものが決まった後の手順はこのような感じです。

  1. 作業場所の確保
  2. 図面を作る
  3. 道具と材料を選ぶ
  4. 製作する

順番に説明していきます。

1 作業場所の確保

木工DIYをするには場所や作業台を確保する必要があります。

小さな作品であれば室内でも製作可能です。

作業台は勉強机やローテーブルを代用してもいいですし、今ではホームセンターにDIY専用の小型の作業台も売っています。
そういった作業台を置くスペースを確保しましょう。

作品によっては「木くず」や「粉じん」がたくさん出る場合があります。

室内で行うのが難しい場合はガレージや庭を使って製作するのもいいと思います。

自分のDIYのスタイルに合わせて環境は変わりますが、初めは小さく始めることをお勧めします。

小さなものから挑戦して、慣れてきたら作品の選択肢も増えてくるので、それから場所や道具を増やしていっても全然遅くないです。

詳しく説明した記事はこちら
↓↓↓

木工DIYの作業スペースはどうすればいい?3つの課題と対策を考える

2 図面を作る

家具を作るには図面が必要になります。

図面なしで頭の中だけで設計や寸法、組立をイメージできる人はまれにいますが、普通できません。

寸法や構造を目で確認できる図面は、作業の正確性と効率性を保つのに重要です。

初めのうちは家具の基本的な構造や組立方が分からない人も多いと思います。
その場合は家具DIYの本やネットで、自分の作りたいものを探してその図面通りに作ってみましょう。
この時の選ぶポイントは、電動工具を多用しないシンプルなものを選ぶこと。
特殊な道具や多くの材料が必要な作品は、難易度が高い場合が多いので避けましょう。

基本的な家具の構造は理にかなったシンプルなものです。
複雑なものでなければ、慣れてくれば自分でも図面を作れるようになります。

図面で大切なのは分かりやすいことです。
手書きでも自分が分かりやすいように書ければ問題ありません。

図面を作る際に必要な項目をいくつかあげると

  • 幅、厚み、長さが分かるように寸法値をいれる
  • 正面、側面、上面の各方向図を描く
  • 接合部分などの構造が分かるように描く

3 道具と材料を選ぶ

作るものが決まれば、それに必要な道具と材料を用意します。

【道具】

作りたい作品によって必要な道具は変わりますが、緑の家具工房で紹介する木工作品はシンプルに作ることを前提に設計しています。
そのため使う道具も手工具がメインで電動工具は必要最小限です。
シンプルな道具だけでも、わくわく出来る作品は作れますのでご安心ください。

シンプルに行う木工DIYで最低限揃えておきたい道具

  • 作業台
  • ノコギリ
  • 直角定規
  • クランプ
  • 電動ドリルドライバー

道具の他に消耗品として必要なもの

  • 木工用接着剤
  • ビス
  • サンドペーパー

作品によっては色を付けたりオイルで保護する場合もあります。
そういった場合は着色剤や塗装剤も必要になってきます。

道具について詳しく説明した記事はこちらになります
↓↓↓
木工DIYで最低限必要な道具は何? 初めに揃えたい道具8選

【材料】

材料となる木材はどこで購入するのがいいでしょうか?

これは基本的にホームセンターになります。
ホームセンターの木材は規格サイズがある程度決まっていて、家具を作る際に設計しやすいというメリットがあります。
カットサービスもあるので、合板などの大きな材料をカットする場合に便利です。

ホームセンターで取り扱っている木材は「杉」「ヒノキ」「松」「SPF」が基本です。
全て針葉樹なので広葉樹で作った家具とは木目や質感は変わりますが、針葉樹でも問題ありません。
設計や加工方法で色々な木工作品を作ることが出来ます。


木材を取り扱っている場所はホームセンター以外に専門の木材屋やインターネットもあります。
しかし、材木屋では規格サイズが少なかったり最小ロットの決まりがある場合もあり、初心者ではちょっと敷居が高いです。
初心者でも細やかに対応してくれる所もありますので、そういった材木屋さんを探してみるのもいいかもしれません。

インターネット購入は規格サイズや木材の種類も多いので魅力的ですが、木材は送料が割高になることがほとんどです。木材のコストを抑えたい場合は、送料もよく考えて決めましょう。

上記の様にそれぞれメリットとデメリットがありますが、初めのうちは購入のしやすいホームセンターの木材を使ってみることをおすすめします。

ある程度作ることに慣れてくれば、木材の仕入れ方法を増やすのもいいでしょう。

4 製作する

図面と材料が用意出来ればいよいよ製作になります。

製作の大まかな流れは次のようになります。

  1. 墨付け
  2. 加工
  3. 組立て
  4. 塗装

(墨付けと加工は場合によっては前後する事があります)

1【墨付け】

墨付けとは必要な寸法にカットする時の線や、ビスを打つ場所に印を付けたりする事です。
要するに目印です。

墨付けにはさまざまな種類がありますが、基本となるのは木材の接合場所や、カットする場所を示す線がメインです。

墨付けについて詳しく説明した記事はこちらになります
↓↓↓
木工DIYの基本テクニック 墨線を引く

2【加工】

加工は木材を必要な長さにカットしたり、ビスを打つための下穴開け、木材の角を滑らかにして肌当たりをよくする面取りなど、作品に合わせて色々な加工があります。

加工はなるべく簡単に出来る事が大切です。
複雑な加工は正確に行うことが難しく、完成度が低くなってしまいます。
その結果、強度が出ずにすぐに使えなくなってしまうので加工はシンプルにすることが大切です。


木材のカットについて詳しく説明した記事はこちらになります
↓↓↓
フリーハンドで木材を切る方法。3タイプの切り方を知っておくと便利

3【組立て】

出来た部材を接合して組立てていきます。

個人的にこの作業が一番楽しい工程です。
下準備の終わった材料たちを合わせて、形になっていくのが何より楽しいのです。

しかし、ここで部材を取り違えて作ったり、ビスを深く打ちすぎて木材が割れたりすることもよくあります。

図面をよく確認しながら落ち着いて組立てていくことが、失敗しないコツです。

木材の接合について詳しく説明した記事はこちらになります
↓↓↓
木工DIYの基本テクニック 木材の接合は「ビス+接着剤」が最強

4【塗装】

塗装には色々な種類や目的があります。

私の場合は仕上げとして家具に植物オイルを塗り込む場合が多いです。
これは表面を水分や汚れから保護する目的と、オイルを塗ることで木が濡れ色になり木目が強調され「いい感じ」になるからです。

オイルで塗装すると木目が強調される

また、着色して個性的な家具を作ることも出来ます。

着色は木目を残して色を付けたり、ペンキのような濃い塗料で木目を見せずに着色することもできます。

木目を残した着色


個人的には木目を残した着色が好みですが、作る人それぞれの感性で好きな色を付けてみましょう。

まずは気になる記事から読んでいただき、木工DIYライフを一緒に始めていきましょう!