木工DIYを始めたいと思った時、まず必要になるのは作業を行う場所です。
しかしこれからDIYを始める人にとっては作業スペースをどうすればいいのかは難しい問題ですよね。
この記事では実際に作業時にどんな問題が発生するのかを考えながら、その対処法を説明します。
そして、それぞれの環境に合ったスタイルを提案できればと思います。
木工DIY作業時の3つの課題
- 音
- 粉塵
- 塗装時のにおい
1 音について
木工DIYで注意する事の1つに音があります。
木材を切る時、削る時、穴を開ける時、ネジ止めする時などに必ず音が発生します。
そしてこの音は電動工具を使用した場合、特に大きな音が出ます。
緑の家具DIY工房では手工具をメインに製作する事で、シンプルに作るという目的だけでなく大きな音が出にくくなるというメリットも得られます。
その為、自宅でも作業スペースを確保しやすくなります。
それに、手工具中心でも愛着の沸くステキなもの作りは出来ますのでご安心ください。
効率を上げて作ったり、大量に作るのではなく手工具を中心に落ち着いて安全に作る事が当ブログのコンセプトです。
ただ、手工具中心ではありますが穴開けやビス止めだけは手工具ではすごく作業が大変になるので、ドリルドライバーは電動工具を使用します。
穴開けやビス止めはそれほど大きな音は出ませんし、比較的安全に使える電動工具なので初心者でも大丈夫です。
手工具の中で音が大きいのは木材を切る時に使うノコギリです。
その為、使用時は振動が発生しにくい工夫をしたり、周りに迷惑のかからない日中の時間帯を選んで作業する事も大切です。
使用時に材料の下にスポンジやタオルを敷く事で振動が抑えられますのでお勧めです。
こういった工夫をする事で、ノコギリで発生する音や振動は一軒家においては許容範囲ではないかと思います。
マンション等でどうしてもノコギリが使えない場合や切る量が多くて大変な時は、ホームセンターのカットサービスを利用し、組み立ては自宅で行うのも方法の一つです。
2 粉塵について
木材の加工時には木くずや粉塵が出ます。
ノコギリや穴開けの際に出る木くずはそれほど飛び散る事はないので比較的に掃除はしやすく、
室内作業の場合は床にブルーシートを敷いておけば片付け作業も楽になります。
サンドペーパー掛けは対策が必要
木材の表面をきれいに仕上げる工程にサンドペーパー掛けがあります。
サンドペーパーで木材を削るとケバやささくれが無くなって肌触りが良くなるので、仕上げに必要な作業なんですが、この時に小さな粉塵が出ます。
粉塵は軽いので宙に舞いやすく掃除が大変になります。
ペーパー掛けは室外での作業がお勧めですが、室内でする場合は近くに空気清浄機を置いて集塵しながら作業しましょう。
そうする事で粉塵の飛び散りをかなり抑える事が出来ます。
空気清浄機が無い場合や室外に作業スペースが無い場合、お風呂場で行うという方法もあります。
換気扇があり、出た粉塵も水で洗い流せるというメリットもありますが、
ただこれには同居人の理解は必要ですのでご注意くださいね。
3 塗装時のにおいについて
木工DIYでは、木材に色付けする場合と、表面を保護する目的で塗装を行う場合が多いです。
塗料によってはシンナー系の、強いにおいのするものがあり室内での使用が難しい場合があります。
私も過去に、においの強い油性の着色塗料などを使っていましたが、しっかり換気をしていても使用時に気分が悪くなる事があり、今では使用を避けるようになりました。
油性の塗料には発色の良さや強い木材保護などのメリットもありますが、上記の理由であまりおすすめしていません。
緑の家具DIY工房では着色には、においが少ない絵の具や水性塗料、表面の保護には植物オイルを中心に使います。
特に着色に使う絵の具はにおいも少なく、作品に素朴な雰囲気を出す事が出来るのでおすすめです。
塗装時のにおいを抑える事は、室内での作業が可能になりますし屋外で行う場合でも近隣へのにおいの問題が出にくくなります。
何より快適に作業が行えますので塗装時のにおいを抑える事は重要だと思います。
まとめ
木工DIYをする際に発生する問題とその対策
- 作業時の音は手工具中心にする事でかなり抑えられる。
- 最も音が大きいノコギリは、振動を抑える工夫をすることで使いやすくなる。
- 粉塵が最も発生するサンドペーパー掛けは、空気清浄機を設置する事で飛び散りを抑える。
- 塗装時のにおいは絵の具や水性の塗料、植物オイルを使うことでかなり抑えられる。
それぞれの環境によって出来る事は違ってきますが
以上の点を考慮する事で作業スペース確保の選択肢は増えると思います。
是非参考にしていただき、シンプル木工DIYに挑戦してみてください。
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