【図面販売】2×4材で木工作業台を自作する。本格的だけど材料代は1万円台で作れます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2×4材木工作業台イラスト



木工DIYを続けていると大きな作品にも挑戦したくなるシーンも出てきます。

例えば

「居間でまったりテレビ鑑賞するときに、身体をしっかり預けることができる2人用のソファー」であったり、

「少し手抜きでも料理にちょっぴり雰囲気が加味されるような家族の食卓」とか、

「集中して仕事ができる、向かうだけでモチベーションが上がる自分だけの勉強机」とか、

このようなちょっとサイズの大きな家具をDIYで作りたくなる場合があります。

小さな家具製作ならホームセンターでも売っているような簡易作業台でも問題ありません。
しかし簡易作業台は広いスペースがなくても使えてとても便利な反面、大きな部材の加工は安定した作業が難しいというデメリットがあります。

そうなってくると安定性の高い本格的な作業台が欲しくなってきますが、ネットで調べると売られている大きな木工作業台はなかなかに高価で、20~30万円もするようなものも珍しくないのです。

これは強度を出すため複雑なほぞ加工などで製作に時間がかかることや、大きさにより部材費用がかさんでしまう事、大型特殊配送のコストも加味されてしまうからです。

この価格ではかんたんに購入というのは考えにくいのが現実です。

DIYなら本格的な作業台を1万円代で作れる

しかし我らはDIYヤー。そうです、ならば自分で作ればいいのです。
実は自分で作れば費用も1万円代で可能で、搬送の問題もありません。

しかも作り方はいたってシンプルなビス固定で、ほぞ組などは一切なし。

シンプルに設計しているのでサイズを小さくしたり大きくすることも簡単で、自分の作業環境に合わせて変更しやすいです。

私はこの方法で自分の工房の作業台を作って10年以上使っていますが、強度に問題を感じたことはありません。

2×4材作業台の特徴

  • 製作費用が1万円台で作れる
  • 2×4材や合板を使用しているので材料が簡単に揃えられる
  • ビス止めだけで組んでいるので作りやすい
  • 強度と重量があるので木材加工が安定して行える
  • 本体部分が天板より内側にあるので天板にクランプで部材を固定しやすい
  • 構造がシンプルなので使用環境に合わせてサイズの変更がしやすい
  • 天板は3枚重ねて作っているので古くなったら表面の合板のみ交換できる
  • 天板の両サイドに木工バイスを取り付けることができる


2×4材で作られた本格的な木工作業台
(私の作業際は棚を床まで下げスペースを広く取り、古いオフィスデスクを分解して合体しています)



私自身、木工において寸法出しや設計、手順の構成を考えるのはあまり得意なほうでなく、いつも時間が掛かって苦労する工程です。

そんな経験もあり、苦手な作業を肩代わりしてくれる製作マニュアルを作成しました。
作業効率をアップさせたい方におすすめです。

製作マニュアルの特徴

  • イラストで手順を確認できるので分かりやすい
  • 木取り図を印刷してホームセンターの木材カットサービで使える
  • 分解図を確認できるので、構造が把握しやすい
  • 寸法図面があるので、寸法確認やサイズ変更の際の基準値としても便利
     マニュアルイメージ

大きく本格的な木工作業台なんか本当に自分で作れるのかと不安になるかもしれませんが大丈夫。
どんな家具でもパーツごとに分解して考えると制作の手順が見えてきます。

製作の助けとなる製作マニュアルは、部材の木取り図各パーツの加工手順を分かりやすくイラストで説明しています。

また、部材の木取り図を印刷してホームセンターでカットを依頼するだけで、必要な長さに加工してもらえるので効率的です。(店舗専用の木取り表に記入が必要な場合があります)

製作時に時間を取られる「設計」「部材の寸法出し」や「部材加工の工程管理」を助けてくれ、製作マニュアルの順番通りに加工を進めるだけで作れます。

画像のように作りは非常にシンプルで理にかなった設計です。

ぶっちゃけ経験豊富なDIYヤーや設計から寸法出しが得意な人は、画像を確認するだけで作れてしまうかもしれません。

ただ私のように設計や寸法出し、加工手順を考えるのがあまり好きじゃない人(又は苦手な人)には手助けになるマニュアルだと思います。

木工DIYを長く続けていくと最終的にはこのタイプの作業台に行き着くのではないでしょうか。
2×4材作業台を作ってしまえば生涯の木工DIYにおいて心強いパートナーになってくれます。


木工バイスについて

この作業台は天板の左右に木工バイスを付けるスペースを取っています。

木工バイスは部材などを強力に保持することが出来るアイテムです。
このような重量がしっかりある作業台に取り付けると、部材を保持した時の安定性は最強です。
ビス止め、ノミでの欠き取り、研磨などの加工だけでなく、刃物を研ぐ時に砥石を固定したりと色々な作業に活躍します。



作業台を作ったら木工バイスを設置することをおすすめしたいのですが、ここで木工バイスの選び方についてひとつだけ言わせていただきたいことがあります。


それは「クイックリリース(早締め)機能が付いてるものを選ぶ」ということです。

クイックリリースとはバイスのハンドルがフリーになることで、一瞬で任意の広さにバイス幅をセット出来る機能です。

通常のバイスはハンドルをグルグルと回して開閉しないといけず、幅を広くする場合はかなり大変です。

ちなみに私の作業台に取り付けてある木工バイスが自身での使用年数も長く信頼できる商品でしたが、現在製造元から輸入できなくなってしまったとのことです。(非常に残念です)

しかし「木工バイス クイックリリース」で検索すると、他のメーカーのものが少しですが出てきますので探してみてはいかがでしょうか。

ちなみにメリットは開閉が早いという事につきますが、デメリットは価格が機構なしのものより5000円~くらい高くなることです。

もちろん、このクイックリリース機構がなくても保持能力には問題はありません。(実際、多く使われている木工バイスはこの機構がない)
ただ木工バイスは開閉頻度が多くクイックリリースを知ってしまうと、便利すぎて機能なしの木工バイスには決して戻れません。(なぜすべての木工バイスにこの機構を付けないのか不思議なくらいです)

木工バイスを選ぶときは参考にしてみてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA