動くオモチャ作り。ユーモアたっぷりハンペルマンとは?魅力と作り方を解説

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ハンペルマンという人形をご存じでしょうか?

人形から垂れ下がったヒモを引っ張ると手足が上下に動く人形です。

ドイツでは身近なおもちゃとして知られているそうですが、日本ではハンペルマンという名前はあまり知られていないと思います。

ヒモを下に引っ張ると・・・

手足が動く!

作りはシンプルで工作しやすく、作って遊ぶ事ができるだけでなく、ヒモを引いた時のコミカルな動きは何とも言えない楽しさを覚えます。

そんなハンペルマンは自分の好きなモチーフで作って壁にかけたり、ワークショップでみんなでワイワイ作ってもいいし、誰かを喜ばせるために作って贈るもいいのではないでしょうか。


贈り物で人を喜ばせるためには少し練習は必要ですが、唯一無二の贈り物ができます。
相手の好きな動物だったり、病気予防の為にアマビエをモチーフにしてみたり、地下アイドルに贈るならメンダコ(深海のアイドル)をモチーフにしてもいい、バリエーションは無限ですよ。

この記事ではシンプルな形のハンペルマン図面を使って、作り方を説明していきます。
ゆっくり作っていけばそんなに難しいものではありません。

自分でデザインしたものを作ることも出来ますが、今回はシンプルな図面を用意しましたのでこれを使っていきたいと思います。

図面はこちらからダウンロードできます


動画で確認したい場合はこちら ↓↓↓

それでは作っていきましょう。

ハンペルマンの作り方

材料・道具

  1. 木工用接着剤
  2. 板材 8ミリ厚 (ダイソー 桐材)
  3. 電動ドリル
  4. サンドペーパー 240番
  5. ビーズ
  6. ヒンジ
  7. ビス 6本 16ミリ
  8. 3ミリ ドリルビット
  9. 5ミリ ドリルビット
  10. ヒモ 80センチ
  11. ノコギリ
  12. クランプ (ダイソー)
  13. プラスドライバー
  14. きり

図面を木材に貼って加工する

図面をダウンロードしたら木材に貼りましょう。

図面には2体分ありますので半分を使います。

木工用接着剤を使いましたが後で剥がすのがちょっと大変です。
スプレーのりなどを使うといいかもしれません。

ドリルで穴の加工をします。

黒丸は板の2/3程度の深さの穴を開けます。(3ミリ径)

白丸は貫通穴です。(小さいのは3ミリ、大きいのは5ミリ径です)

次に線に沿ってノコギリで切っていきます。
少しくらいは線を外れても大丈夫です。
ゆっくり切り進めていきましょう。

切り始めはノコギリの角度ををあまり立てず、力を掛けずに切り始めるとズレにくいです。

この時、板を作業台にクランプで固定しておくと作業がしやすいです。

胴体部分は少し切りにくいので角度を変えながら切りやすい位置で切っていきます。

穴の加工と部材が切り取れました。

部材の下準備をする

部材が切れたので貼り付けた型紙を剝がします。
濡れたウエスなどで湿らせて、しばらくすると剥がれやすくなります。

切り取った直後の部材は角が尖った状態なので、240番のサンドペーパーで角を落としていきます。
手で触った時に滑らかに感じるくらいに角を丸く削っていきます。
木材にもよりますが、桐は柔らかいので簡単に削れていきます。
削りすぎに注意して力を調節しましょう。

次に頭の上にヒンジ用の下穴を開けておきます。
ヒンジはハンペルマンを壁に掛けるときに必要になります。

クランプを2つ使って固定すると作業がしやすい。

作業台に固定したクランプに部材を挟む

組み立て

組み立てはヒモを通しながら手足をビスで繋げていきます。(この工程は動画で確認すると分かりやすいので、難しいと思ったら動画も確認してみてください)


この時、ヒモを通しやすいようにヒモ先に木工用接着材を塗っておけば乾くと先端が固くなって穴に通しやすくなります。

下の画像のように部材を配置します。

小さい穴が内側に来るように配置する

まずは左右の腕の小さい方の穴下からヒモを通していきます。
(小さい穴はヒモ用の穴です)

このような感じになります。

ヒモを通す穴は内側になるように配置します

ビスで腕を取り付けます。
この時、最後まで締め込まずに腕がぶらぶら動く程度に少し隙間を残して調整します。

足を繋げます。
膝の部分にビスで取り付けます。
この時も少し隙間を残して取り付けます。

1ミリくらい隙間を空けておく

出来た足を胴体に取り付けます。
まず腕からのヒモを交差させます。

足の穴に上からヒモを通します。

通したヒモを腕から斜めに降りているヒモの上を越えるようにして下ろします。

イラストにするとこのような感じです。

そして隙間を残してビスで取り付けます。

反対の足も同じようにヒモを通して取り付けます。

腕と足が付いたら動作を確認してみましょう。


ヒモを下に引くと手足が上がり、放すと下がればOKです。


可動部分がキツい場合はネジを緩めるなどの調整をします。

ヒモをお尻のあたりで結んでおきます。

ヒモにビーズを通して抜けないようにコブを作ります。

頭にヒンジを取り付けます。

これで組み立ては完了です!

顔を書いたり色を塗る

最後は自分の思うモチーフに合わせて顔や色を付けていきましょう。
子供はこの作業が一番楽しそうです。

自由に塗る作業がとても楽しい工程です。

出来上がり!

さぁ、出来上がったハンペルマンのヒモを引っ張ってみてください。


きっと笑みがこぼれているはずです!


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