木工DIYを始めようと思った時、初心者には何が必要でどんなふうに作ればいいのか分かりませよね。
ネットで検索してもたくさんの情報がありすぎて、なかなか自分に合ったDIYの情報を見つけるのは難しいように思います。
とりあえず道具と材料を用意して初めてみて、「あれ?全然わからないぞ・・」
とならない為にも今回は、
木工DIYを始める際にまず初めに必要となる土台の知識を説明したいと思います。
この記事では木工DIY歴20年、工場で使うような大型の木工機械から手工具まで、いろいろな道具を使いながら木工DIYに携わってきたシンジが、なるべく分かりやすく木工DIYの始め方を説明したいと思います。
目次
・20年間木工DIYをして気付いた事は、道具も作り方もシンプルがちょうどよかった
・おすすめのシンプルな木工DIYのススメ 4つのポイント
- 自分が作りたいものは?それをどうやって作ればいい?
- まずは作りたいもので簡単なものを選ぶ
- 作りたいものが決まればそれをシンプルな作り方で作ろう
- 作業スペースはどうすればいい?
- 音・粉塵の問題をどうするか
- 道具は何が必要?
- シンプル木工DIYで初めに揃えたい道具
- 木材はどこで買えばいい?
- 手軽に入手できる事が1番大切
3 まとめ
20年間木工DIYをして気付いた事は、道具も作り方もシンプルがちょうどよかった
木工DIYを始める時にはどうしても沢山の道具や手の込んだ作り方に目が行きがちですが、本来の目的である作りたいものを楽しんで作る事が出来れば、道具は最小限でいいし作りもなるべくシンプルなほうがいいと思います。
大切なことは作る時、出来たものを使う時、誰かに使ってもらう時、自分が楽しい(嬉しい)かが重要です。
その為には安全に、なるべく簡単に作れることも大切です。難しすぎると挫折します。
電動工具はとても便利なものですが反面、使用には危険を伴う可能性があります。
ケガをしないことも重要ですので、量産や必要以上の精度を求めないシンプルな木工DIYでは電動工具も必要最小限で問題ありません。
たくさんの電動工具がなくても、凝った作りでなくても、魅力的なものは作れます。
なるべくシンプルな道具で、なるべくシンプルな作り方で、愛着の持てるものを作っていくのはどうでしょうか。 楽しいですよ。
おすすめのシンプルな木工DIYのススメ 4つのポイント
1 自分が作りたいものは?それをどうやって作ればいい?
・まずは作りたいもので簡単なものを選ぶ
木工DIYを始めたいと思ったきっかけは何でしょうか?
もの作りが好きで自分の身の回りの家具などを自分で作ってみたい。
自宅でできる木工DIYを趣味にしてみたい。
自分の作ったものを販売してみたい。
など色々あると思いますが、まずは自分の作りたいものを作ってみましょう。(販売するために量産を目的としている場合には、このブログの趣旨とは違ってきますが、量産ではないオリジナルの家具を販売する場合には参考になる部分はあると思います)
ただ、あまり大きなものは初めて作るのには向いていません。
大きいものを作るにはそれなりの作業スペースが必要になりますし取り回しも大変です。
まずは小さいものから作る事をおすすめします。
それとあまり難易度の高いものを選んでしまうと、完成できずに材料だけが長年放置されるという事にもなりかねません。(私の木工DIYのスタートはこれでした・・)
理想的なのは、簡単なものから少しずつ作っていきステップアップして難易度の高いものに挑戦するスタイルです。
例を上げますと
子供用のスツール → 大人用スツールや小型の棚 → テーブル・イス
といったイメージでしょうか。
(構造が複雑なもの・扉や引き出しのあるもの・大きいものは基本的に難易度が高くなります)
・作りたいものが決まればそれをシンプルな作り方で作ろう
作りたいものが決まったら、それをどのように作っていくのかを考えます。
このブログではなるべくシンプルに作れるような木工品を提案していこうと思いますので、今後、作り方を分かりやすく説明した記事も増やしていこうと思います。
ネットや本にも初心者に向けた作り方の情報もあると思いますので、それらを参考にしてみるのもいいと思います。(電動工具などを多用していないものがいいと思います)
作り方は重要です。分からないけどなんとなくやればできるだろうとスタートすると大抵は失敗してしまいます。(自身の経験談です)
しかし難しい事ではありません。強度が確保できる作りやすい基本のパターンさえ覚えれば大丈夫です。
2 作業スペースはどうすればいい?
・音、粉塵の問題をどうするか
DIYでの作業スペースはどこにすればいいでしょうか。
木工DIYには作業時に発生する音と粉塵の問題があります
私が行うDIYでは手工具がメインの為、発生する音や粉塵に関しては電動工具を使う場合より抑えられます。
作業は室内でも屋外でもできますが、一軒家かマンションか、同居人や近隣へ迷惑にならないか、などで作業スペースの選択肢は変わってきます。しかし方法は1つでありません。
それぞれの環境に合った作業スペースを見つけていきましょう。
作業スペースについての記事はこちらで詳しく説明しています。
↓↓↓
木工DIYの作業スペースはどうすればいい?3つの課題と対策を考える
3 道具は何が必要?
・シンプル木工DIYで初めに揃えたい道具
基本の道具達です。作るものによってはこの他にも必要な場合がありますが、当ブログで提案するDIY作品は、基本の道具で製作が可能なものがほとんどです。
- 作業台
- メジャー
- 直角定規
- クランプ
- ビス
- サンドペーパー
- 木工用ボンド
- のこぎり
- 電動ドライバー(下穴ビット・プラスビット)
基本的に電動工具は穴開けやビスをねじ込む時に使う電動ドライバー(またはインパクトドライバー)がメインとなります。
この作業は手工具ではかなり大変な為、電動のものが必要になります。
電動ドライバーは音や粉塵が出にくく比較的安全に使えますので、初心者にも使いやすい電動工具になります。
他にも便利な道具はありますが、必要になればその時に揃えればいいと思います
道具についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
↓↓↓
シンプル木工DIYで必要な道具は何? 初めに揃えたい道具のすすめ
4 木材はどこで買えばいい?
・手軽に入手できる事が1番大切
木材にはいろいろな種類があります。ホームセンターではあまり見かけない広葉樹は木目も美しく丈夫で魅力的な木が多くあります。しかし価格が高く手軽に入手しにくいというデメリットがあります。
一方、ホームセンターや100円ショップの針葉樹は規格化され量も安定していますし、価格も比較的に低価格です。
比較的やわらかな針葉樹でもポイントを押さえれば作品の強度も確保できますし、ペイントやオイル塗装を工夫すれば魅力的な作品も作れます。
以上の理由で当ブログで紹介するDIY作品に使用する木材は、ホームセンターまたは小さいものなら100円ショップのものを使って作っています。
なお、ホームセンターで購入した木材はその場でカットサービスを利用できるので(店舗によってはカットサービスを行っていないホームセンターもあります)自宅での作業を減らしたい場合にも便利なサービスがあり助かります。
まとめ
シンプルで楽しい木工DIYを始める為に、最初に考えなくないといけない事をまとめました。
- 道具や作り方がシンプルでも、楽しく魅力的な木工DIYはできる
- まずは自分の作りたいもので簡単なものを考える
- それをシンプルに作る方法を選ぶ
- 自分の環境に合った作業スペースを整える
- 必要最低限の道具を揃える
- 材料はホームセンターや100円ショップのものでも大丈夫
木工DIYのスタイルはさまざまですが、シンプルに楽しく続けられるような方法を今後掘り下げて記事にしていきたいと思います。
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